本日は、立候補者の一人が企画した「若者100人との座談会」に講師として呼ばれて、座談会前の講義を依頼されました。
実は、この座談会の前にも、大学生を中心とする若者達が企画する勉強会に何度か呼ばれていて、選挙や政治について、興味・関心を持ってもらうため、「マニフェストと選挙」というテーマでプレゼンテーションをしました。
大学教授とか専門家は多々いると思うのですが、単なるブロガー風情にお声が掛かる理由は、若者に馴染み深い漫画やゲーム、アニメなど、いわゆるサブカルチャーを入口に、若者の興味・関心を向ける部分に特徴があるからだと思っています。
私から若者たちお願いしたのは3点。
- 自分たちの将来にとってリーダーは重要で、今は舵取りを誤ることができない危機なので、リーダーの選択を慎重に行って、投票権を行使しよう。
- 各候補者のマニフェストをしっかりと比較分析して、自らの価値観や優先順位を明確にしながら、興味・関心がある分野のマニフェストを読み込もう。
- マニフェストに書かれていることを鵜呑みにするのではなく、「実現可能性」をよく考えてみよう。
私の講義後に行われた、候補者による若者100人との座談会の様子を拝見させていただきましたが、正直言って「すごいな」という印象を持ちました。
他の候補者は、自分の考えを一方的に話しているだけなのですが、この候補者だけは、この座談会もそうですし、Twitterの質問箱に対する回答を行っています。
リーダーに求められていることは、自分の考えを一方的に伝えることではなく、多くの人々と意見交換を行いながら、自らが掲げたビジョンや目標にベクトルを揃えること。
その意味では、大事なことは「情報発信」ではなく、「コミュニケーション」であり、コミュニケーションを円滑にするため、様々なツールを使いこなすこと。
正直言って、今年72歳になろうとする候補者が、ここまでできるとは予想外でした。
今回の経験を通じて、私も多くの学びがありました。
学んだポイントは以下のとおり。
・若者は政治や選挙に冷めているわけではなく、「入口」を用意することができれば、自ら考え、行動をする。
・人は年齢に関係なく学び続けることができるし、それによって新たな可能性や関係性を築くことができる。