マキアヴェッリ先生言行録
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05 Travel

井上雄彦の出身地・伊佐市大口へ

先日の豪雨以来、鹿児島県内は快晴が続いており、本日も気温が30℃を超える真夏日。

九州自動車道も先日の豪雨で土砂崩れが起こったため、一部区間が通行止めとなっていましたが、昨日で解除されました。

とはいえ、その被害状況がどの程度のものであったのか気になったため、九州自動車道を通行する一方で、井上先生の出身地である伊佐市大口まで足を伸ばしてみました。

九州自動車道の土砂崩れ箇所は、速度制限50kmでの対面走行となっていましたが、深刻な状況ではなかったため、早い段階で復旧可能ではないかと思いました。

県内屈指の鰻専門店「尾方屋」

伊佐市大口へは栗野I.C.で下りて、まずは鰻専門店である「尾方屋」で腹拵え。

ここの店の特徴は、なんと言ってもコストパフォーマンスの高いうな重やうな丼を食べれること。

本日は特上うな丼(2200円)をいただきました。

鰻も稚魚の値段が高騰していて、贅沢な料理になりつつありますが、このボリュームで、この価格であれば、まだまだ庶民の手に届くのではないかと思います。

 

日本の名水百選「丸池湧水」

正午を過ぎて、気温が32℃まで上昇してきたため、涼を求めて、丸池湧水へ。

日本名水百選にも選定されており、霧島山麓にある透明度の高く、冷たい水で、周辺には展望台や散策場、水遊び場なども整備されていて、家族連れや観光客で賑わう観光地となっています。

私は、こちらの湧き水で喉を潤し、食後の散歩を楽しみました。

 

鹿児島の米どころ「伊佐」

少年時代の夏休みを祖父母が住んでいた湧水町(旧・栗野町)で過ごしていたこともあり、この時期の栗野町や吉松町、あるいは大口市や菱刈町の風景と言えば、青々と生育する稲でびっしりと埋められた田んぼ。

先日の豪雨による被害が心配されましたが、豪雨に負けることなく、稲はしっかりと天に向かって伸びていました。

『バガボンド』の35〜37巻では、武蔵が飢餓に苦しむ村で、田を開墾し、稲を育てるストーリーが延々と描かれていますが、そこには農業と食糧と生命をめぐるリアルが存在しています。

小学校3年から高校3年までの約10年間を伊佐で過ごした井上先生にとって、稲作というのは最も身近な「生の営み」だったかもしれません。

伊佐市とその周辺の地域は、冬の寒さがとても厳しいのですが、この寒暖差ときれいな水のおかげで美味しい米が獲れるのです。

 

井上雄彦文庫

井上先生が約6年前に、伊佐市の子供たちのために寄贈した図書や漫画が、伊佐市立大口図書館に「井上雄彦文庫」として寄贈されたと聞いたので、訪れてみました。

観光地ではなく、市民向けの図書館であるため、当然のことながら撮影は禁止。

ただ、「マスコミ関係者の方は、窓口にお声掛けください」とあったので、ダメ元で「マスコミ関係ではないが、井上先生の業績をブログを通じて情報発信しており、『井上雄彦文庫』の件についても是非情報発信したい」と話した上で、写真撮影をお願いしました。

すると、窓口の方からは「図書館なので、周辺に人がいないのを確認の上、静かに撮影をお願いします」と言われて写真撮影の許可が下りました。

井上先生の漫画作品だけでなく、井上先生が取り上げられた雑誌などもきちんと揃っており、私の手元にない本や雑誌も少なからずありました。

井上先生が、少年時代を過ごした地域を思い、それを原風景として心に持ち続けていることが何となく嬉しいでした。

自然豊かなこの町で子ども時代を過ごしたことは僕の財産と思っています。

30数年前のことでも、夏休みの朝4時に友達とカブトムシを捕りに行ったことや、川でつりをしたり潜って銛で魚を捕ったこと、祖父に連れられて山へわらび捕りに行ったことなど、簡単に思い出せます。
転校初日にやや緊張して学校へ行く途中、道の脇に用水路のような浅い川があって、水草が豊かにたなびいている中に蛙がたくさんいて、それが僕には初めて見るくらいきれいなものに見えました。

今でも材木の匂いのする製材所の前を通るとなぜかこの頃のことを思い出します。
材木屋があったのか、なかったような気もします。

たき火の匂いもこの頃を思い出させてくれます。なぜかは分かりません。

実家も引っ越して久しく、訪れる機会があまりなくなってしまいましたが、心の中の風景は感謝の気持ちとともにいつもあります。

 

伊佐まで来たらプレミアム・ソフトクリーム

伊佐市立大口図書館から車で15分くらいの場所に位置する「伊佐牧場直売所」。

こちらはカミチクグループが自社製品を直売する店舗で、私のお気に入りはプレミアム・ソフトクリーム(320円)

それ以外にも、チーズや牛乳などの乳製品も販売されており、1.6ℓの牛乳(750円)に、チーズ(1500円)も購入しました。

気になったのは、4月4日からはじまったセルフ焼肉

店内精肉コーナーより、食べたいお肉を食べたい分だけ購入し、店内で焼いて食べるスタイルらしく、次回は、是非挑戦してみようと思います。

 

足跡を辿る旅

偉大な作家や作者を理解するためには、その人が歩んだ足跡を辿ってみる必要があるなと思いました。

ちょうど井上先生がガウディの足跡を辿って、その本質を見極めようとしているの同様に。

今回は、井上先生が多感な少年時代を過ごした伊佐を訪問してみましたが、これ以外にも所縁の地は多数存在するはず。

これからも、それらのひとつひとつを丁寧に見て回りたいと思います。

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マキアヴェッリ先生
Director of Business Strategy Department. #イタリア好き #Apple信者 #経済学修士 #スローシティ伝道師 #空港おじさん #ガンダムおじさん #薩摩藩脱藩浪人