マキアヴェッリ先生の研究室
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09 Column(コラム)

2023Aug.21 Weekly Report:あとがき

チームのために毎週配信しているメールに掲載したコンテンツの公開版です。

今年で第23回目を迎えた「イタリア映画祭」ですが、昨日8月20日(日)にオンライン上映の終幕を迎えました。

私は東京会場(有楽町朝日ホール)で『旅する教皇』と『ノスタルジア』を、そして、昨日はオンライン上映で『われわれは信じていた』を視聴しました。

映画祭の作品ではないですが、『帰れない山』も映画館で観たので、約3ヶ月間の間にイタリア映画4本を視聴したことになります。

日本人にとって海外映画というと、米国ハリウッド物が圧倒的多数を占めるわけですが、映画は米国だけで制作されているわけでもなく、最近では、インドの『RRR』が日本でもヒットしたと聞きます。

私にとってイタリア映画はストーリーを味わうというよりは、「イタリアの雰囲気」を感じる手段でもあり、ストーリーそのものには監督の価値観やイタリアの文化背景に対する違和感を覚えることも少なくありません。

その結果として、鑑賞後の爽快感よりも、何か消化しきれない痼りのようなものが残ってしまい、色々と考えさせられてしまうことも多々あります。

昨日鑑賞した『われわれは信じていた』もイタリア統一を目指す若者たちが主人公の映画だったのですが、イタリア再統一という目標は共通しながらも、君主制か共和政かをめぐって翻弄される人生を描いており、理想と現実のギャップが重くのしかかった映画でした。

イタリア映画には色々と名画がありますので、興味関心のある方は『永遠の映画大国:イタリア名画120年史』(集英社新書)を参考に、お気に入りの一本を探してみてください。

ABOUT ME
マキアヴェッリ先生
フィールドサイエンティスト。 地方自治体、航空会社、デジタル企業とキャリアを重ねながら、地域課題・社会課題の解決につながるプロジェクトのマネジメントを推進中。 #PPP #PFI #価値共創 #地域創生 #カーボンニュートラル #サステナブル経営 #パーパス経営 #EBPM #ソーシャル・イノベーション