私が社会人になってから、何度か折に触れて読み返したこともある、ビジネスマンにとっての必読書の1冊であるスティーブン・コヴィー『7つの習慣』。
同書の中では、人生における基準・判断軸として「ミッション・ステートメント」を挙げており、その作成に当たっては、十分な時間をかけて検討を重ねることを推奨しています。
ミッション・ステートメントとは、自分の人生がどのようなものかを表す信念やモットーについて文章化したもの。人生という航海のための羅針盤であり、人生という旅を歩くための地図のようなもの。
私もほんの数年前までフランクリン・プランナーという手帳を使用しており、毎年の元旦にはミッション・ステートメントの見直しと1年間の目標を立てるというのが恒例行事となっていたため、20年間にわたり、磨き続けてきたミッション・ステートメントがあります。
何か重大な決断を下す際には、自分の価値観や生き様に沿った判断となっているかを確認したり、参考にしたりすることが多いです。
もちろん、このミッション・ステートメントに沿った決断をして、失敗したことも少なからずありますが、後悔はしたことはありません。
むしろ、その失敗の中から教訓を学んで歩んできた、これまでの人生であったし、これからの人生もかくあってほしいと考えています。
ミッション・ステートメント
私は挑戦せずに諦めることはしない。
私は学習し、スキルを磨き続ける。
自分に割り当てられた仕事だけをせずに、各業務の関連性と関係性に注目する。
私は現状維持なんて存在せず、自らの意思と情熱こそが現状を打破する鍵と知っている。
モチベーションは金銭よりも社会への貢献であり、社会全体の進歩を希求する。
目標がどれだけ遠かろうと、できることは小さなひとつひとつの積み上げだけ。
己の力だけに頼らず、同僚や利害関係者とも可能な限りコミュニケーションを取り、調整する。
課題解決に十分な時間をかけるが、時にはリスクを呑み込み、決断する。
克服できない問題はないと楽観し、新しい挑戦を続ける。