今回のヨーロッパ視察で、7年ぶりに訪問したかったバルセロナのサグラダ・ファミリア。
建築開始から1世紀以上が経過しても、未だ完成していない壮大な大聖堂であり、建築家ガウディの傑作とも言われている建築物です。
極度の不振に陥った漫画・井上雄彦が復調のきっかけを取り戻したのは、ガウディとの出逢いであったことは過去記事で解説したとおり(→「ガウディとの遭遇」)。
私も7年前に訪問したきりで、あれからの時間の中で、サグラダ・ファミリアの建設がどれだけ進んだのか、そして、私自身の見方がどのように変わったのかを確認したくて、バルセロナ訪問の計画を立てていました。
しかし、このような記事を拝見すると、折角、現地を訪問してもストライキやトラブルに巻き込まれて、不測の事態に陥りかねないリスクを感じました。
時間的余裕のあるバックパック旅行であれば強行できないこともないのですが、今回はスケジュールに限りのある視察旅行であるため、無理なリスクは取れない個人的事情もあります。
日本で報じられない「バルセロナ」デモの実際(東洋経済オンライン) – Y!ニュース バルセロナに行くつもりだったが、今は止めておこう。 https://t.co/LeeHDrTxZ1
— マキアヴェッリ先生 (@EPYON_FELIX) October 30, 2019
観光大国スペインに見る「旅行者排斥」の深刻度 観光立国を目指す日本も同じ轍を踏んでしまうのか(1/5) | JBpress(日本ビジネスプレス) https://t.co/Mm7MNnkly7 @JBpressさんから 「観光公害」に悩むバルセロナ。
— マキアヴェッリ先生 (@EPYON_FELIX) October 30, 2019
しかし、昨今の世界情勢を見ていると、バルセロナも同様なのですが、香港でも大規模なデモ活動が起こるなど、かつては多数の観光客で賑わっていた観光都市で、観光しにくい状況が発生するなど、海外観光への不確実性が徐々に高まっている印象を受けます。
観光は「平和産業」と一般的に言われますが、単に戦争がなかったり、外交関係が安定しているというだけでなく、当該国・地域の住民が満足かつ平穏に暮らせる状況にあるか否かまで見定める必要な時代に入りつつあるのかなあと漠然と考えました。
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