今年の2月くらいからコツコツとUSCMA(米国公認管理会計士)の資格取得に向けた学習を続けています。
前職時代に、ひととおり財務会計やファイナンスは学習していたものの、単式簿記の予算収支を中心に、収入確保のマーケティングの発想もなければ、コスト概念も希薄な世界で生きていたので、「アカウンティング」も「ファイナンス」も、表層的な知識に止まり、自らの血肉となってリアリティを感じることができる水準には至らず。
民間企業に転身して、ようやく精緻な費用対効果(ROIとかROASとか)を分析することが、施策のPDCAを回す上で重要なアプローチにつながる立場に身を置くようになったので、改めて管理会計(Management Accounting)を学習し始めました。
効率よく学習をしたいので、資格予備校のTACのWEBスクールにお世話になっているところですが、この手のスクールにありがちなドーンとテキストが送付されてきて、後は、WebやDVDでひたすら講義動画を視聴するというのが主な学習方法。
オンライン中心の学習の問題点として、余程の強い意志を持ってないと、仕事が多忙な中で、資格学習が後回しにされがちで、そのような状況に陥らないよう、プロジェクトマネジメントの手法を使って、スケジューリングしてみました。
プロジェクトマネジメントを知る前の私であれば、テキストと講義動画をゼロから始めて、兎にも角にも空いた時間でテキストを読み進め、講義動画を視聴続けるという力技で推し進める愚を犯したかしれません。
しかし、プロジェクトマネジメントの手法を身に付けた今では、まずはWBS(Work Breakdown Structure)を作成して、プロジェクト全体を構造化して、その上で、各WBSに必要なリソースを配分、最終的にガントチャートを仕上げるという手順を知っています。
これによって、USCMA試験受験が可能となる水準(目標)も明確になるし、計画と学習実績の間の予実管理も可能となるため、1週間単位で計画の進捗を把握し、計画に未達の週があれば土日でキャッチアップの学習をして、着実に計画を進めています。
今、振り返れば、受験勉強にしても、それ以外の資格学習にしても、プロジェクトマネジメントの手法は、全体把握のための構造化やリソース配分を意識したスケジューリングなどの面において、有用性が高いと個人的に考えています。
それが有効であることを証明するために、まずはUSCMAの資格を取得してみて、その上で、体系的な知識習得のためのプロジェクトマネジメント手法の可能性や改善を図っていきたいと思います。