年4回発刊されるフリーペーパー『イタリア好き』の第38号が届きました。
フリーペーパーなんですが、確実に入手したい私は、毎号郵送される読者会員(年会費2,376円)となっており、今回も無事に届けていただきました。
『イタリア好き』の良いところは、本やガイドブックではなかなか陽の当たらない地域や村がフォーカスされて、イタリアの多様な魅力や可能性を感じさせてくれるところ。
今回も、アブルッツォという、イタリア中部のアドリア海に面し、山岳地帯がおよそ65%を占める、ガイドブックやネット情報では見当たらない地域の特集記事となっています。
アブルッツォについては、偶然にも、数ヶ月前、石川康子[2013]『あなたの知らないイタリア ミステリアスガイド・アブルッツォ』に図書館で遭遇していたため、予備知識はありました。
しかし、改めて『イタリア好き』のビジュアル写真を観ていると、アペニン山脈とマイエッラ山塊、その雄大な自然が美しいところ(ヨーロッパ屈指の国立公園もあります)ことは間違いないのですが、同時に、生活するには厳しい環境という印象を受けました。
そんな自然環境の中で、生活という営みを続ける人間の姿に焦点を当てて、特集記事の副題である”forte e gentile(強くて、優しい)”を描いています。
次のイタリア旅行は是非アブルッツォにも行ってみたいと思わせる、充実した記事内容でした。