現在、5泊7日の海外出張の真っ最中です。
「海外出張」と聞くと、何となく「華やか」「楽しそう」という印象を受けますが、実際には、日中は出張目的のタスクをこなし、夜は日本側で発生した案件処理のため、メールのやり取りをするという「二重生活」の苦労があります。
10年前に上海に駐在していた際には、夜9時まで懇談会、その後、ホテルに帰って、部下に対して指示メールを送り、シャワーを浴びて寝るのは深夜2時で、翌朝6時に起床なんていうハードスケジュールが日常的でもありました。
ただ、今回の出張を通じて改善されたと思うことが、簡易な情報共有や報告が、チャットアプリによって行われることで時間短縮や効率化が図られるようになったということ。
目的地までの移動時間や訪問先での待機時間などの隙間時間に指先だけで処理できるというのは、コミュニケーションの頻度と量に大きな変化をもたらしたと感じています。
もちろん、丁寧な回答が求められる複雑な案件については、誤解が生じないよう、引き続き、メールでの返信を行うという使い分けをしていますが、それでも返信件数は減少し、就寝時間も長く確保できるようになりました。
「仕事のコミュニケーションはメール」というオールドタイプな固定観念は捨てて、軽やかにチャットアプリを使いこなすことで、皆がハッピーになれると考えます。