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先週はプロボクサーの井上尚弥が、WBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで、王者のスティーブン・フルトン選手を降し、4階級制覇を成し遂げました。
野球ではメジャーで大活躍の大谷翔平が注目を浴びていますが、ボクシングの井上尚弥も日本ボクシング史上「最高の選手」と言われるくらいハイレベルな挑戦をして、世界的に注目されています。
かつて強敵を次々と打ち破り、6階級制覇を実現したマニー・パッキャオ(フィリピン)は「アジアの英雄」と呼ばれ、1試合のファイトマネーが100億円を超えたこともありますが、井上尚弥はそれ以来のアジアで最も著名なボクサーです。
井上尚弥のすごい点は、フィジカルの強さとハンドスピードの速さももちろんなのですが、それ以上に、試合中に相手の分析を行って軌道修正できるクレバーさにあります。
その点については大谷選手と似ている点もあるなあと。
いずれにせよ、大谷選手といい、井上尚弥といい、「フィジカルで劣る日本選手が・・・」という文脈ではなく、フィジカルもクレバーさも兼ね備えて、世界的な活躍を見せているということが、これからの日本人が世界で闘うべき方向性というのを指し示してくれているように思います。
大谷選手だけでなく、井上尚弥の快挙も見守ってください。