今日は7分間のプレゼンテーションで勝負しました。
3ヶ月前に適用する理論を急遽変更したこともあり、うろ覚えの知識でいったんは小論文を提出したのが2ヶ月前。
今日までの間に、新たな理論に対する理解を深め、サーベイも行った上で、小論文を補完・発展させるようなプレゼンテーションに仕立てて、本番に臨むという戦略で臨みました。
正直言って、薄氷を踏む思いでギリギリの綱渡りを強いられているような緊張感がしばらく続いていて、今日の午後のプレゼンテーションの練習でも、淀みなく流れるような発表に引き上げることができずに、正直言って「ヤバい」というプレッシャーがかかっていました。
十分な準備ができなかったことに対する反省がありつつも、今、自分が為し得ることの最善を尽くそうという開き直りの心境に至ったのが、プレゼンテーションの5分前で、覚悟を決めて本番に臨むことができました。
本番では、練習段階の拙さや引っ掛かりがほとんどなく、はっきりとした口調でポイントを絞って説明できた感触がありました。
タイムキーパーからも「ちょうど7分です」という時間内での発表を終えた宣言を聞くことができ、その後の質疑応答で幾分余裕が生まれました。
質疑応答では自分が理解している範囲、サーベイで調査した内容を踏まえて、自らの見立てや今後の研究の方向性について端的に説明をしました。
そのやり取りの中で、「非常に重要テーマに対する興味深い研究になる。是非その成果を現実の課題に適用できるようにしてほしい」という激励の言葉や「学びたいという意欲を感じるし、研究して明らかにしたいという情熱を感じる。そのモチベーションはどこから来てるの？」という質問もいただきました。
勝負事なので勝つことが大事なのですが、これらの言葉だけを聴くことができただけで、自分の情熱を伝えることができたんだ、自分の実力を信じて良いんだ、という気持ちになれました。
ここ数ヶ月、”Focus, Concentrate and Practice.”という言葉を呪文のように唱えながら、新しい分野の知識習得に取り組んできたけど、まだ変わっていける、成長できる自分のポテンシャルを実感できました。
