マキアヴェッリ先生の研究室
Openness, Fairness, and Transparency
09 Column(コラム)

オタクの性

オタクの性とは悲しいもので、ついつい衝動買いをしてしまいます。

プレミアムバンダイというオタク向けのマニアなグッズを販売しているメルマガに登録していることもあり、定期的に新商品の案内が届きます。

当然のことながら、メルマガの内容を見て、ついついポチッとクリックしてしまいがちで、気がつけば未使用のガンダムTシャツ(シャア専用ゲルググ、Zガンダム、ガンダム・バルバトスルプス)が3枚になりました。

「こんなTシャツを街中で着れるのか?」と質問されても、余裕で「着れます」と回答しちゃうのですが、タンスの中にTシャツの在庫多数の現状では、登板はまだ先になりそうです。

以上のような話を某マーケターにしていたら、マーケティングの世界では、メルマガによる購買意欲喚起という手法は、「古すぎる」手法とのこと。

キーワード検索結果に基づくプッシュ広告も、既に「時代遅れ」の手法で、GoogleをはじめとしたIT企業は、個々人にカスタマイズされた広告情報を届けるためにAIを駆使した「パーソナライズ」に向けた手法に取り組んでいると。

そのために、スマートフォンをはじめとした各端末に蓄積されている情報がどのように活用されているかを生々しく語ってくれて、我々の知らないところで、我々は丸裸にされていることを知りました。

マーケティングの高度化とは、すなわち、我々消費者の購買行動の複雑化ということなんでしょうが、その観点からすれば、オタクなんて多少の刺激で購買行動を起こしてくれる「葱を背負った鴨」みたいな存在なのでしょうね。

 

 

 

ABOUT ME
マキアヴェッリ先生
大学院で地域経済学を学び、以来ずっと地域創生をライフワークとして仕事と研究に勤しむ。自治体職員、航空会社(経営企画部・事業戦略部)、デジタル企業(事業開発部)とキャリアを重ねながら、地域課題の解決につながるプロジェクトのマネジメントを推進中。