マキアヴェッリ先生の研究室
Openness, Fairness, and Transparency
01 Regional Revitalization(地域創生)

コロナぼけ

今月に入り、緊急事態宣言が解除されたこともあり、各地方自治体の活動が活発になっています。

それに呼応して、私の活動範囲も飛躍的に拡大し、今月の移動距離も以下のようになっています。

  • 第1週:大阪→成田→東京→新潟→大阪
  • 第2週:大阪→福岡→鹿児島→東京→北海道→大阪
  • 第3週:大阪→鹿児島→大阪→名古屋→兵庫→大阪→鹿児島
  • 第4週:鹿児島→大阪→鹿児島→福岡

月の半分以上がホテル生活という、これまでにない状況になっているのですが、この理由としては

  1. 自治体から受託ないし補助いただいている施策に関する打合せ
  2. コロナ禍で開催延期となっていた各種会合の開催
  3. 各自治体における新規就航や路線維持に向けたリレーション活動(コミュニケーション)への対応

という3つの要素が一気に動き出したことが背景にあります。

つまり、自治体によっては、これまでコロナ禍で自粛を余儀なくされていた諸活動を、もう一度再始動するための機会が到来したという認識の下、一斉に動き出したという状況です。

何も自治体だけでなく、街中に出てみたり、航空や新幹線など交通機関を利用しみたりすればわかりますが、ようやく経済活動が再活性化し始めたという実感があります。

そのような状況下で、私が社内での会議や外部での講演及び意見交換で多用しているキーワードが「コロナぼけ」という言葉。

すなわち、今や情報交換の基本的ツールとなったOnlineミーティングの便利さに溺れて、リアルな対面でのコミュニケーションのための訪問や営業をすることに億劫となり、その結果、リアルタイムで変化している状況や新たな動きに対する感度や感性が鈍くなり、いつまでもステレオタイプの思考で、自己都合中心的な世界を見ている状態を指します。

ZoomやGoogle MeetsなどのOnlineミーティングツールは確かに便利で、私も仕事の基本的なツールとして多用していますが、同ツールが有効性を発揮するのは、プロジェクトの基本的枠組みが定まり、計画に沿った実行が予定通り行われているかの進捗確認や簡単な確認事項に関する意見交換を行う場合などに限定されていると考えます。

当然そこには勝手知ったるメンバーとの信頼関係が構築済みで、忌憚のないコミュニケーションが可能であるという前提条件があります。

しかし、初見の相手との関係構築、相手の反応を見ながらの交渉や複雑性の高いプロジェクトに関する議論など、五感を使って聞き手の情報を感じ取りながらコミュニケーションする必要がある場合には、やはりOnlineミーティングでは限界があり、直接対面して同じ空間を共有する必要があると考えています。

なので、体力的に相当程度に負荷が掛かっても、長距離を移動し、フェイスツーフェイスのコミュニケーションが可能な状況に持ち込んでいるわけです。

充実したミーティングや意見交換というのは所期の成果であるわけですが、それ以外の副産物として、飛行機や新幹線などの公共交通機関を利用再開し始めている層や観光客の動きあるいは、新たなサービスなど、コロナ禍で長くフリーズしていた人々や社会の動き(変化の兆し)をリアルに感じることができるメリットが大きいです。

私の肌感覚では、都市圏はかなりコロナ禍前に近い水準で、人々の外出や消費活動が活性化し始めているような気がします。

もちろん、飲食店側でもメニュー提供の時間を設けたり、店内滞在時間を制限したりと、完全にコロナ禍前と同等水準というわけにはいかないのでしょうが。

いずれにせよ、いよいよ経済再開の気運が高まりつつある状況下で「コロナぼけ」によって商機を見失わないよう、自らの足で移動し、目と耳で情報を確かめる時期に至っていると考えます。

ABOUT ME
マキアヴェッリ先生
フィールドサイエンティスト。 地方自治体、航空会社、デジタル企業とキャリアを重ねながら、地域課題・社会課題の解決につながるプロジェクトのマネジメントを推進中。 #PPP #PFI #価値共創 #地域創生 #カーボンニュートラル #サステナブル経営 #パーパス経営 #EBPM #ソーシャル・イノベーション