マキアヴェッリ先生の研究室
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05 Travel(旅行記)

ヨーロッパ二大LCCに乗る旅:2日目

行程

ミラノ→コモ湖→コモ湖散策(歩行距離:15.1km)

 

イタリア屈指のリゾート地コモ湖

鉄道(インターシティ)で約40分の距離にあるイタリア屈指のリゾート地コモ湖。

今年1月に訪れたガルダ湖のデセンツァーノも同様でしたが、コモ湖周辺にも多くの別荘(ヴィラ)があり、ドイツ銀行やBNPパリバ銀行の支店が構えるなど、ヨーロッパの富裕層の避暑地として有名な土地です。

今回訪れたのは11月下旬ということで、当然のことながら、避暑地としてのコモ湖は閑散としていましたが、美しい湖をのんびりと眺めるには良い環境でした。

 

まさかの臨時休業だったケーブルカー

コモ湖に来たら、これだけは乗っておこうという優先度が高かった観光施設であるFUNICOLARE。

標高約750mのブルナーテ山を約7分かけて上り下りするケーブルカーですが、登頂後に見下ろすコモ湖の全景はもとより、ケーブルカーの車窓に広がる景色も素晴らしいということで、乗るのを楽しみにしていました。

ところが、現地を訪れてみると、なんと11月18日から23日まで休業。

定期メンテナンスなのか理由は不明ですが、兎に角、休業。

日頃の行いがわるかったかゆえなのか、失意のまま、FUNICOLAREの前から立ち去ることにしました。

 

コモ湖遊覧船体験

最初から躓いてしまったコモ湖視察ですが、これでめげるわけにはいかない。

気持ちを取り直して、次なる目標であるコモ湖遊覧船体験にチャレンジ。

コモ湖周辺にはいくつかの街が散在しており、その街の間を遊覧船で結んでいます。

地元住民はそれらの街を順繰り巡っていく定期船に乗るようなのですが、特定の街に目的があり、時間を短縮したい旅客向けに、特定の街のみに寄港する快速船があります。

多くの観光客が利用するのは快速船であり、私もコモ湖の北部にあるベラージオという街に行きたかったので、定期船でのんびり移動ではなく、快速船で40分間到達を選択しました。

快速船は「遊覧」という感じではなく、水飛沫を上げながら「疾走」という感じの高速移動でしたが、船内から湖の周辺の街並みや雪をいただいたアルプスの山々を観ることができました。

 

本日2度目の挫折

往復で約1時間半、乗船料30€を払って、目指した目的地ベラージオ。

ここから登っていった山の山頂近くにサンタ・マリア・デル・ギザッロ教会と自転車博物館があり、そこを是非訪れたかったというのが訪問理由です。

ところが、ここでもハプニング。

ギザッロ教会行きのバスは午前中が中心で、午後は夕方4時台のみ。

このバスに乗れたとしても、教会と博物館の閉館時間ギリギリで間に合わないし、タクシーを利用しようとしても1台も見当たらない状況。

残る選択肢は、距離約10km、標高560mの坂道をひたすら徒歩で登っていくという道。

ただ、見通しが悪い坂道であるため、高速運転で近づいてきた自家用車との事故や、帰りが徐々に暗くなっていく時間帯という様々なリスクを考慮すると、ここで強行することもなかろうと自分に言い聞かせて断念しました。

カプリ島の「青の洞窟」も天候不良で三度目のチャレンジで訪問実現させた経験も踏まえると、ギザッロ教会と自転車博物館は、次回に周到な計画を練って、再チャレンジしたいと思います。

ABOUT ME
マキアヴェッリ先生
フィールドサイエンティスト。 地方自治体、航空会社、デジタル企業とキャリアを重ねながら、地域課題・社会課題の解決につながるプロジェクトのマネジメントを推進中。 #PPP #PFI #価値共創 #地域創生 #カーボンニュートラル #サステナブル経営 #パーパス経営 #EBPM #ソーシャル・イノベーション