マキアヴェッリ先生の研究室
Openness, Fairness, and Transparency
04 Lifehack(仕事術・人生術)

リモートワークの環境整備

通信速度のボトルネック

関西と鹿児島との間で、FaceTimeによるビデオ通話をしていて気付いたことがあります。

それは、時々画質が乱れて、音のみの通話になってしまうこと。

通信状態が芳しくない状況の時に起こる現象であるため、関西側の通信速度を測定してみたところ、120Mbpsとそこそこの速度が確認できました。

となると、鹿児島側に問題があるに違いないということで、今回の帰省の機会に、改めて速度計測をしてみました。

すると・・・

たった21Mbpsの速度しか出ていません。

契約している回線はNTT西日本のフレッツ光ネクストの『隼』で技術規格上は1Gbpsの高速通信が可能な回線。

回線の問題でなければと、インターネットで色々と調べてみると、ボトルネックの可能性はWi-Fiルーターにありそうだということに気付きました。

 

メッシュWi-Fiという新技術

私が使用していたのは、BuffaloのWHR-1166DHP3という、7年前に購入したWi-Fiルーター。

Wi-Fiルーター自体は経年劣化する製品ではないらしいのですが、より高速通信が可能なWi-Fi規格が登場すると、どうしても通信速度が見劣りするものになるらしいです。

BuffaloのWHR-1166DHP3は、11n/g規格に対応した製品であるものの、規格値は144Mbps。

1Gbpsの通信回線のポテンシャルを活かすためには、Wi-Fiルーターの更新が必要であることが判明したため、この機会に買い直すことを決めました。

そこで、もうひとつの課題も併せて解消することにしました。

それは、リビングから離れた私の書斎のWi-Fi環境を再整備すること。

BuffaloのWHR-1166DHP3は5GHzと2.4GHzのデュアルバンドだったのですが、2つのドアを挟む書斎まで届くWi-Fi電波が弱く、気が付けば、Wi-FiからLTE通信に切り替わっていることが少なからずありました。

そうなると、安心して動画も観ることができなかったため、書斎のWi-Fi環境改善が喫緊の課題となっていました。

強力な電波を発しつつ、二つドアを挟んだWi-Fiを設置できないかと、インターネットで調べていたところ、最適な商品がありました。

それがメッシュWi-Fiとして、最近、評価が上がっているLyncsysのVELOP。

複数台のアクセスポイントを組み合わせることで、広範囲にわたって帯域を確保できる、優れ物の製品で、いくつかのレビューを見てみたところ、3LDKの我が家でも十分活躍してくれそうだったので、早速、購入してみました。

 

劇的な通信速度の改善

設定は、スマートフォンにアプリをダウンロードすれば、アプリ上でWi-Fi設定の手順を丁寧に説明してくれるので、指示通りに進めていけば、まずは混乱することはないかと。

私の場合は、20分ほどでリビングルームの1機目を設置完了しました。

速度を計測してみたところ・・・350Mbpsと旧機の10倍以上の速度が出ています。

やはりWi-Fiルーターがボトルネックであったかと、私の仮設が検証されてひと安心。

次なる課題は、書斎の通信速度が改善されるか否かという点。

2機目のVELOPを書斎に設置し、アプリに従って、機器設定を進めていくと、無事につながったので、通信速度を計測。

すると結果は・・・320Mbpsと旧機では一度もお目にかかったことのない通信速度が実現できました。

正直言って、この通信速度は想像以上。

「50Mbpsくらい出れば家族間でビデオ通話も可能だな」くらいには思っていたのですが、これくらいの通信速度が可能となると、仕事上のビデオ通話も可能なくらい安定した通信が可能となります。

年明けからの本格的なリモートワークを始める上で、心強い環境が整うことになりました。

 

君はWi-Fiルーターに4万円をかけられるか?

素晴らしいWi-Fi環境を作り出してくれた優れものの製品として、VELOPは一押しの商品でありますが、唯一の欠点と言えば、非常に高価格であること。

普通のWi-Fiルーターとして活用するのであれば、単体のデュアルバンドで1万円を切る価格で販売していますが、メッシュWi-Fiの特徴を最大限発揮するため、2個セットになった辺りから、価格が2万円を越えます。

最大867Mbpsの5GHz帯×2系統と、最大400Mbpsの2.4GHz帯×1系統の3系統の帯域を使用するトライバンドであれば、値段が更に上がって、私が購入したトライバンドの2個パックは3万5千円ほどの価格となります。

ただ、MacBookにiPhone、iPad、プリンターにPS4など、家族も含めて多様なWi-Fi機器を使用する環境においては、15機同時に接続できるWi-Fiルーターの存在は心強く、なおかつ、それらを高速通信できるという価値を換算すれば、3万5千円は十分に元が取れると考えました。

1Gbpsの通信が可能なインターネット回線のポテンシャルを十分に引き出してくれるWi-FiルーターとしてVELOPはお薦めです!

 

レビュー評価:

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ABOUT ME
マキアヴェッリ先生
フィールドサイエンティスト。 地方自治体、航空会社、デジタル企業とキャリアを重ねながら、地域課題・社会課題の解決につながるプロジェクトのマネジメントを推進中。 #PPP #PFI #価値共創 #地域創生 #カーボンニュートラル #サステナブル経営 #パーパス経営 #EBPM #ソーシャル・イノベーション