マキアヴェッリ先生言行録
Openness, Fairness, and Transparency
08 駆け出しビジネスパーソンの学習室

「バーンアウトの処方箋」

今月号のDIAMONDハーバード・ビジネス・レビューが届きました。

今月の特集は「バーンアウト処方箋」。

バーンアウトとは、「燃え尽き症候群」とも言われていて、身体的・精神的な疲労の積み重ねによって、エネルギーが突如としてなくなり、無気力・無関心の状態に陥ってしまう状態。

私も昨年7月から今年3月までは、朝3時起床で夕方19時までの間の在宅ワークをベースとしつつ、日本全国の出張を繰り返し、休日返上も当たり前という「モーレツな」仕事をしていました。

当時は、緊張感もあり、かつ、充実感もあったので、「体力的にきついかな」と思う時もありましたが、勢いで乗り越えてきたという感じでした。

ただ、4月に昇格して、私自身がモーレツに動かなくても、ポジションに付随する権限を行使することでプロジェクトを推進できるようになって、少し落ち着いてくると、これまでの反動が発生したかのように、判断を保留したり、先送りしたりするなど業務を捌くスピードが著しく低下した時期がありました。

それまでは果断即行を旨として、判断したことはすぐに行動することで、プロジェクトを推進していた状況から大きく離れて、考慮すべき課題やボトルネックもないのに、「検討する」「調整する」という名目で決断を後回しにしがちでした。

その時は「時間的余裕ができたから」と考えていましたが、今思い返せば、バーンアウトの兆候があったのかもなあとも考えます。

プロジェクトの停滞が徐々に顕著になり始め、自分でも「そろそろヤバいかも」と思うようになり、やがて「何とかしないと」という焦燥感に駆られるようになりました。

事ここに至って、自分のメンタルの不調に気付くことができたので、以下のアクションを起こしました。

  1. 停滞しているタスクを全て書き出す
  2. それらの優先順位と履行期限を設定する
  3. 優先順位が高いにもかかわらず、履行期限が設定できないタスクの原因を明確にする
  4. ③が技術的課題が理由ではなく、自分自身の情緒不安定さに起因するタスクを更に細分化し、小さなところから着手する

この作業を通じて気付いたことは、停滞しているタスクほど、複雑かつ難易度が高く、それに着手した場合時間と労力がかかるため、自分自身が億劫になっているということでした。

要するに、「目の前に見えている山が高いので、登る前からビビっている」という精神状態だったので、まずはその山を登るためのルートや手順を確認して、はじめの一歩を踏み出しやすい状況を作り出しました。

はじめの一歩を踏み出しさえすれば、続くステップもそれほど抵抗感なく進めることができ、プロジェクトも通常軌道に修正することができました。

自分自身の責任感と使命感に自信がある人ほど、バーンアウトは陥りやすい症候群のようなので、自分自身だけでなく部下のマネジメントの観点からも、今月号の特集には注目したいと思います。

ABOUT ME
マキアヴェッリ先生
Director of Business Strategy Department. #イタリア好き #Apple信者 #経済学修士 #スローシティ伝道師 #空港おじさん #ガンダムおじさん #薩摩藩脱藩浪人