マキアヴェッリ先生の研究室
Openness, Fairness, and Transparency
01 Regional Revitalization(地域創生)

FY2022の振り返り

本日は年度末の3月31日。

昨年7月1日から現在の会社に転職をしてから、あっという間の9ヶ月でした。

新規事業の開発という、いわゆるゼロイチ(ゼロから事業を立ち上げる)とイチジュウ(立ち上げた事業を自走化できるまでグロースさせる)を担当する部署の管理職としての9ヶ月を過ごしました。

そこそこの規模の企業で、経験豊富なスタッフがいるから、ディレクション中心のマイペースな仕事をさせてもらえるとか思っていましたが、規模の大きな企業だからといって、必ずしも新規事業の経験が豊富とは限らないことがわかったのは入社してから2週間ほど。

むしろ、事業収益の柱が確立されているからこそ、新規事業の経験が乏しく、かつ、今まで自社リソース(技術、資金、労働力)で賄ってきた面が強く、オープンイノベーションで外部資本(国や自治体の補助金等)を活用して、事業を創りあげる経験やノウハウに乏しいこことがわかったので、相も変わらず、プレイング・マネジャーとして新規事業の立ち上げや事業の成長に必要な補助金・助成金を獲得するための切り込み隊長を務めた1年でした。

ただ、取り組んできたことが、CO2排出量の可視化や同削減に向けた行動変容というカーボンニュートラルの取組や、ウォーカブルな街づくりに向けた人流データの活用など、これまで関わってきた観光や販路開拓から相当程度に幅が広がりました。

これは「デジタル」という分野に関する自分自身の知見・経験・データの蓄積が進んできた面と、昨今の「地域のDX化」という大きな流れがより強まっている面という両面が背景にあります。

とはいえ、「地域のDX化」というテーマでいえば、この言葉はかなり地方行政の現場でも飛び交っているようですが、よくよく調べてみると、単に「デジタル化」を進めているだけで、X=Transformation(効率化、生産性向上、行動変容)まで及んでないことが多い、というのが私の見立てです。

来年度は、「地域のDX化」に関する公募事業への応募について、某省庁から打診があったこともあり、地域創生はライフワークとして関わっていく覚悟はあるので、プレイング・マネジャーとして疲弊するのは承知の上で、是非チャレンジしたいと思います。

ABOUT ME
マキアヴェッリ先生
フィールドサイエンティスト。 地方自治体、航空会社、デジタル企業とキャリアを重ねながら、地域課題・社会課題の解決につながるプロジェクトのマネジメントを推進中。 #PPP #PFI #価値共創 #地域創生 #カーボンニュートラル #サステナブル経営 #パーパス経営 #EBPM #ソーシャル・イノベーション