2つの初体験
クラウド・ファンディングも初体験。
メカニカルキーボードも初体験。
そんな2つの初体験を記事にしました。
クラウド・ファンディングによる「モノづくり」
製造メーカーであるVinpokは、コンピューター周辺機器を製造しており、今回のチャレンジで4000人近くから支援を受けることができ、約5300万円の資金調達を実現しました。(→https://www.makuake.com/project/taptek/)
支援締切から約2ヶ月。
この間、原材料調達や生産ラインの状況、そして、梱包や発送に至るまで、随時、アップデート情報が提供され、メーカーとサポーターとの間のコミュニケーションも確保されるなど、インターネット時代の「モノづくり」の有り様を見るようで、興味深い体験でした。
また、今回入手したのはキーボードだけでなく、持ち運び用のケースも追加購入しました。
当初は計画になかったケース販売ですが、予想を超える支援が集まったこともあり、メーカー側から持ち運び用ケースの提案がなされました。
その提案に当たっては、2種類の素材と色の組合せのどちらか一つを選択するという消費者アンケートも行われ、キーボード購入を決定している支援者から多くのコメントを集めながら、ケースの仕様が決まりました。
ケースも含めると約17000円の支出でしたが、支援者の意見や要望が次々に出され、情報が編集された結果として、ひとつのプロダクツが誕生する様子を見ることができ、それだけも十分な価値があったと思います。
メカニカルキーボードの感想
梱包や包装はしっかりとしていて、手抜きはしていない感じで、実際に使用した第一印象は「カチャカチャ」うるさい(笑)
カフェでの使用は、キー音で周囲の迷惑になるので、なるべく控えておこうかなと。
約20種類のバックライトの点灯パターンがあって、これはこれで遊び心が感じられるのですが、ビジネスでの使用を考える身としては、余計な機能かなと(これによってバッテリーの消耗が激しくなるし)。
それらのデメリットを除けば、心地よい打鍵感があり、スピーディーなタイピングも可能なので、効率性や生産性の向上を図る上で、大いに役立ってくれそうなアイテムです。
資料に、レポート、ブログなどテキストをたくさん打つ業務や環境に関わっている人間にとって、思考を遮られることなく円滑に文字化していく作業は、結局のところ、アイディアのアウトプットの質にも関わってくる部分なので、「弘法筆を選ばず」とは言うものの、私は道具を選びまくります。
たかがキーボード、されどキーボードだと考えます。
クラウドファンディングによる資金の直接調達という可能性
アイディアを現実化するための資金調達をインターネット経由でできる時代となり、こうなってくると、ますます金融機関による間接金融の意義が問われる時代になってきました。
発案者の感性が、広く支援者の感性と一致すれば、あっという間に資金が集まるスキームで、私が支援したメカニカル・キーボードも、目標金額は30万円であったにもかかわらず、蓋を開けてみれば、約5300万円の資金が集まりました。
これまでアイディアはあっても、資金不足によって、事業化が困難だった案件についても、新たな可能性を開く手法として認識を新たにしました。